歯周病になると「死に至る病」にかかりやすい!?
皆さん、こんにちは。
宇治市羽拍子町にある、吉岡歯科クリニックです。
歯周病で命を落とすかもしれない、と聞くと「えっ!?歯が悪いくらいで?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
厚生労働省の発表によると、日本人の死因の第4位は肺炎(人口動態統計2018より)です。毎年、たくさんのご高齢の方が肺炎で亡くなっています。
その肺炎の多くが、歯周病に端を発する「誤嚥性肺炎」なのです。
ここでは、歯周病の悪化で命を落とす危険性についてお話ししたいと思います。
◆当院の歯周病治療に関してはこちらをご参照ください。
歯周病で命を落とすかもしれない全身疾患
歯周病は、細菌による感染症です。悪化すると、お口の中の細菌が増え、やがて気管や血管を通じて全身を巡ります。
歯周病菌が気管から肺に入ると、肺炎につながりますし、血液に入り込んで血管を巡り、心臓に至って心筋梗塞を引き起こすこともあります。
歯周病が進行すると同じ生活習慣病である糖尿病にもかかる確率が上がるので、脳梗塞のリスクも上がります。
歯周病を軽視していたら、命を落とすような重篤な疾患を発症する恐れがあるのです。
妊婦さんの場合、赤ちゃんにも影響します
初期の歯周病は、自覚症状がほとんどないまま進行します。
歯磨きをしないで、歯周病菌の温床になる歯垢を放置したままでいると、痛みなどがないまま取り返しのつかないところまで悪化していることがあります。
これから出産を考えている女性や妊婦さん場合は、おなかの赤ちゃんにまで影響を及ぼします。
早産や低体重児の出産につながりやすいですし、お口の中が細菌だらけのお母さんから赤ちゃんへ細菌が母子感染しやすいのも怖しいことです。
お子さんが小さい頃に虫歯で歯がボロボロになってしまったせいで、大人になると歯並びがガタガタになって見た目に大きな悩みを抱えてしまうかもしれないといった大変なリスクもあるのです。
歯周病予防は、毎日の歯磨き+プロケアで!
歯周病の予防の基本は、毎日の歯磨きです。
食事の後1日3回、そして寝る前のセルフケアをしっかり行いましょう。毎日の積み重ねで、歯周病は予防できます。
吉岡歯科クリニックでは、定期検診・メンテナンスを行っています。
毎日のセルフケアに歯科医院でのプロケアをプラスして、しっかりと歯周病の予防を行い、ご自身とご家族の健康を守りましょう。
◆当院の歯周病治療に関してはこちらをご参照ください。➡当院の歯周病治療