皆さん、こんにちは。

宇治市羽拍子町にある、吉岡歯科クリニックです。

舌に白い苔のようなものが付着していて、とてつもない悪臭を放つことがあります。

お口の中の細胞の死がいや食べかすでできた「舌苔」といって、口臭原因菌がつくりだした垢の塊です。

植物の苔のように見えることから、そう呼ばれています。

ここでは、舌苔の臭さの原因と対策についてお伝えします。

 

◆当院の口臭外来に関してはこちらをご参照ください。➡当院の口臭外来

 

口臭の原因物質は毒ガスです

舌苔が放つ口臭の原因物質は、硫化水素です。大量になると死亡事故が起きるほど、身体に害を及ぼす毒ガスです。

ただし口臭の場合は量が微量なため、そこまでの事故にはつながりませんが、周囲の人の気分を悪くするほどの被害は十分に与えます。

もちろん口臭を放つ本人の身体にも害がないわけではありません。

直接の死因になるほどの害はないとしても、積み重ねることによってどんな健康被害につながるかは予測できません。

「口が臭いだけでしょう？」と軽く見ていては危険です。

とりかえしがつかなくなる前に、歯科医院を受診して、口臭の治療を始めましょう。

 

柔らかい専用舌ブラシでセルフケア

舌苔のケアは、毎日のセルフケアでもキレイに清掃することができます。

ただし、毛先の硬い歯ブラシで磨いてはいけません。舌を傷つけてしまい、口臭の悪化につながりかねません。

柔らかい毛先の歯ブラシや、舌磨き専用のブラシがありますので、それを使うと効果的です。

舌苔が付きやすいのは、舌の中央あたりです。そこに舌ブラシを軽く当て、奥から手前へ引くようにして磨きます。

舌磨きのタイミングは、朝起きた時がおすすめです。

舌はデリケートな部位ですので、あまり磨き過ぎるとよくありません。起床時に1日1回だけ磨くと良いでしょう。

口臭外来で原因を追究・改善します

吉岡歯科クリニックでは、口臭外来で口臭の測定を行い、口臭の原因をお調べします。

原因がわかると、よりよい改善に向けて治療を進めていくことができます。

ご自身での誤った判断で口臭を悪化させてしまうことがないよう、ぜひ専門家の診療を受けていただくことをおすすめします。

 

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